遺品整理の仕事内容について

遺品整理の仕事内容について

映画「おくりびと」という映画で納棺師という仕事が注目をされました。この仕事にスポットが当たることで、死にまつわる仕事の大切さも注目されました。しかし、納棺師以外にも死と向き合う仕事は多くあり、中でも、最近注目されているのが”遺品整理の仕事”です。

 

遺品整理は、故人の大切な思い出を整理する重要な仕事です。その仕事は、一体どのような内容で、どのようにすれば遺品整理の仕事をすることができるのか。ここでは、遺品整理の仕事を詳しく紹介します。

 

1.遺品整理の仕事内容

遺品整理の仕事内容は、大きくわけて3つの仕事内容があります。それぞれを詳しく紹介していきましょう。

 

1-1.必要品と不用品の分別

遺品といっても、全てを残しておくわけにはいきません。不要なものを捨てる必要があります。故人が使っていたものの中には不要なものとそうでないものがあるので、それを仕分ける必要があります。遺品整理の仕事は、必要品と不要品を仕分けるという重要な役割があります。

 

1-2.家財の搬出

遺品の中には、残しておいても大変なものがあります。それが家財です。特に1人暮らしをしていた故人であれば、家財道具が大量に出てしまいます。これらの家財を綺麗に整頓し、部屋から撤去する仕事も遺品整理の重要な役割です。これらの家財道具を、どのように処分するかは遺品整理をする会社に委ねられています。

 

1-3.簡易清掃

故人が自分の部屋で亡くなり、誰にも気づかれず長期間放置されることもあります。このような場合は、部屋の中に死臭などが残ってしまいます。賃貸物件になると、このような臭いが残っていると、賃貸物件として再利用することができないため、遺品整理の会社が代わりに清掃を担当することもあるでしょう。

 

1-4.ただのゴミではないこと

遺品は、ただのゴミを扱うように捨てることができません。1つ1つのものは、故人が生きた証でもあります。そのため、遺品整理士として丁寧に扱うことが要求されます。大切にものを扱う気持ちと、故人を尊重する思いがなければ、この仕事をすることができないと認識しておきましょう。

 

2.遺品整理の求人を探すには?

それでは、遺品整理の仕事に就きたい場合は、どのようにすれば求人を探すことができるのでしょうか。求人を見つける方法は、大きく分けて2つの方法があります。

 

2-1.遺品整理会社から求人を探す

求人情報を探すために、遺品整理会社のホームページから探すと良いでしょう。遺品整理を事業として扱っている会社は少なくありません。このような会社から求人募集があれば、応募することができます。

 

しかし、このような遺品整理の会社が、常に求人を募集しているわけではありません。そのため、アクセスした時には遺品整理の募集をしていないこともあります。この時点で簡単に諦めるのではなく、現在募集をしているか、電話かメールで確認しましょう。この時、採用担当の連絡を調べて必ずそこから電話をするようにしましょう。

 

2-2.求人サイト/広告を見る

求人サイトや、求人広告で遺品整理の募集をしていることがあります。このような時に、応募する方法もあります。しかし、求人サイトの場合、随時募集があるとは限りません。不定期に更新されるため、求人サイトであれば、遺品整理の募集があった場合に連絡が来る設定にしておかなければ、見過ごしてしまうことがあります。

 

求人サイトの場合は、ギャンブルに近い方法なので、求人サイトではなく直接遺品整理をしている会社に応募することをおすすめします。

 

3.遺品整理の求人に応募するのに有利な資格は?

遺品整理の求人で、持っていると有利な資格はなんでしょうか。資格を保有していた方が有利になるものを紹介します。

 

3-1.遺品整理士

遺品整理士という資格を持っていれば、遺品整理の専門的な知識を持っているので、優遇される可能性があります。しかし、この資格を取得するためには試験に合格しておく必要があるので、ある程度の期間勉強が必要です。

 

3-2.古物商取引

この資格を保有していると、不要品になったものを売買することができます。そのため、遺品をただ処分するのではなく、売買することもできるので会社としても別の方法での事業が展開できます。そのため、会社によっては優遇されることがあります。

 

3-3.資格保有をしていなくても採用される

もちろん、これらの資格を保有していなくても採用されないわけではありません。資格がなくても、仕事をしていくうちに取得をしても構いません。やはり精神的にこたえる仕事でもあるので、やる気と前向きな姿勢が重要になります。

 

.今、遺品整理士が求められている理由

なぜ、遺品整理士が求められているのでしょうか。その理由は、日本の高齢化社会が多く関係しています。今までであれば、遺族が遺品を整理していました。しかし、遺族がいない場合が多く、このような遺品整理士が整理をしておかなければいけない状況があります。

 

特に賃貸物件では、遺品整理の迅速な対応が求められるので、遺品整理士がスムーズに仕事をする必要があるため、需要が高くなっています。

 

5.まとめ

遺品整理は、故人が生きた証でもあります。大切な品物を正しく整理するこの仕事は、高齢化社会の日本では今後も需要のある仕事といえるでしょう。

 

舞子運送では、遺品処分の仕事を請け負っているので、遺品整理関連の仕事も募集しています。是非、興味のある方は一度ご連絡ください。もちろん、様々な物流事業も展開しているので、気になる仕事があれば是非そちらもご検討ください。